ケネス・ブラナーの観る
1969年
北アイルランドベルファスト
9歳の少年バディが見た物語
1960年ベルファスト生まれで9
歳でイングランドに移住してる
らしいブラナーの半自伝映画で
生まれ育った場所がベルファスト
という事で違う場所でも成立するような
幼い頃の記憶が綴られてるという感じ
紛争問題も少年の目からは何か近所が
騒々しくて少し怖いな~ぐらいではない
でしょうか
少年が見た世界に徹底してるのがとても
良いです
彼のエピソードも有りますけど子供だけ
の世界に閉じてしまう退屈さはなく彼が
見た大人の世界も彼が見た風にキチンと
語られてる
深刻な話をしてる両親を陰からそっと聞
いてる心配そうなバディ
父を見送る母の脇にそっと立つバディ
ブラナーのパーソナルな作品のようです
けど観る側のパーソナルによって印象が
変るようにも思いましたけど
両親よりも祖母と居る時間が長く色々な
話をしてもらった個人的な記憶がバディ
少年と被ったよう
祖父母は孫と子供の違いなのか子供扱い
せずに親は控えるような話もしてくれる
のでとても楽しかった
本作の祖父母とも最高でバディ君も楽し
そうであります
余りにもパーソナルに寄ってるという気
もするので批評家が絶賛し過ぎるのも
どうかな?とも思うけど私は好きでした