音楽がずっと良かったし、おじいちゃんの言葉もずっと良かった。誰かが窓から顔を覗かしているシーンが多かったのも、ベルファストのあったかさを感じられて良かった。
『ジョジョ・ラビット』でもそうだったけど、子供目線だと子供が大人より敏感で素直なのがより強調されるから、街の暴動も、両親の言い争いも、大人の怒鳴り声も、教会での言葉も、母親の哀しげな表情も、受け取り方がストレートでずっしり。でもその分、おじいちゃんおばあちゃんとの会話とかキャサリンへの恋心とか、子供ならではのピュアな部分はほっこり。ある意味この暗さと明るさの対比が残酷だったけど、これがリアルなんだよね。バディが笑う度に胸が締め付けられた…
