ケネス・ブラナーの子供の頃、ベルファストのプロテスタントとカトリックの争いに巻き込まれ引越すまでを描いた作品。
子供にとっては宗教の派閥争いなんて関係なく生活しているが、否が応でも巻き込まれていく。自分は宗教に疎いからこそ子供に感情移入しやすかった。
子供目線では自分の住んでる地域が世界で、全てであることが、箱庭感のある映像とセットによって表現されている。
基本白黒だが映画や舞台はカラーで表現されていて、いかに影響を受けたかを感じさせる。
ソーの漫画を読んでいた子供がソーの監督になるのだから感慨深い。
今回は良い意味でらしさが出ているというか、一部フィクション要素の強い、過剰演出あるなと思った。ブラナー少年が過激派に捕まり父親が助けるところとか、パーティーで父親が歌ったり母親とダンスするところとか。
ブラナーが父親大好きなんだろうなと思って微笑ましく感じた。
それにしても父親だけでなく家族皆カッコ良すぎませんかね。あくまで子供目線でそう見えてる、ということで理解した。
