Akiramovie

ルッツ 海に生きる/ルッツのAkiramovieのレビュー・感想・評価

4.0
マルタのリアリズムを描いたと思われる作品。
なので、ハッピーエンドでない余韻。

俳優があそこまで漁師を演じられるのに、
エンドロールで 主人公"Jesmark"を演じる "Jesmark Scicluna"が、
本物の漁師であることの 演技力の 驚き!(イケメンだし。)
俳優は漁師に成れないけど、漁師は俳優をやれる。

鮮魚卸業の犯罪性の度合いとは、ある意味 現実的。
(偽造ホタテ 監督官への賄賂 漁獲規制破り 悪事の一体感)

漁師の父と息子の絆の 現実的なラストに 物語が続いていく。

上演後の"ユウジ"のトークショーは、内容薄で 残念ながら 彼の親子事情と作品が被らなかった。 


国立映画アーカイブ 長瀬記念ホールOZU 2022/6/3
Akiramovie

Akiramovie