sally

ワース 命の値段のsallyのレビュー・感想・評価

ワース 命の値段(2019年製作の映画)
4.0
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ発生直後、政府は被害者と遺族を救済するための補償基金プログラムを設立する。特別管理人を任された弁護士は、約7,000人の対象者に支払う補償金額の算出作業を開始。しかし、弁護士チームは遺族それぞれの苦悩と向き合ううちに、年齢も職種もさまざまな犠牲者たちの「命の値段」をどのように算出するのか葛藤する。厳しい批判にもさらされる中、彼らは法律家として遺族たちのために奔走する実話。

弁護士チームのリーダーにバットマンのマイケル・キートンが演じている。

私自身、この事件の当事者ではないので、客観的に見る事が出来るので被害者の言い分や考え方も分かるし、補償基金プログラムを任さられた弁護士チームの立場も分かるだけに、見ていて本当に辛い・・・

結局、加害者であるテロ組織は、仕掛けた戦略で一体何を得たのか・・・・

結局、何時も被害に合う人は下の人たちと言うか・・・懸命にあの事件に立ち向かっていった消防士の方が命を落とされ、人々から「勇敢だった」とか「忘れない」とか綺麗事で済まされてしまうが・・・残された家族の今後を考えると本当にみていて辛くなる・・・

人の命の値段か・・・・テーマが大変に重いので、本当に考えさせられたしまった・・・

しかし、どんなに立場違うけど人間歩みよる事、話し合う事で、心は通じるモノだと確信もした作品・・・

本作品、是非、加害者側のテロの人たちにも見て欲しい、そして、自分たちが起こしている現実としっかり見比べて欲しいかな・・・
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