あんず

ワース 命の値段のあんずのレビュー・感想・評価

ワース 命の値段(2019年製作の映画)
3.8
「線の引き方を考える」という行為は「公平さ」の対の概念ではなく、多くの法学者が問いとして誠実に向き合っているひとつの公平さの顕れでもあるとは個人的に思います。
ですが、その根底にあるべきものは、等身大の人として目の前の相手に向き合い、わかろうとする姿勢であり、それこそが形ばかりの均衡を超越して最後に残る秤でありうるのだと思います。
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