ワース 命の値段の44のネタバレレビュー・内容・結末

What is a life worth?
人の命に値段が付けられるのか。冒頭の学生はそんな額なら卒業後5年で稼げると答え、被害者の家族は資産家も消防士も命の価値は同じだと訴え、大企業の重役は貧乏人と自分達では計算式が違うと要求する。その答えを出さなければならないファインバーグ氏にはどれほどの苦悩があったのだろう。
家族の涙の訴えを真摯に聞き、それぞれの境遇を考慮する決定をし、経済界重鎮の要求を突っぱね、前に進み続けたファインバーグに敬意を表する。「あなたは橋ではない。」と反対派のウルフが、励ましてくれたシーンが印象深かった。