9.11テロのあと、実際こういうドラマがあったなんて知らなかった。
被害者遺族にどう補償するものか、一歩間違えればアメリカ経済ぐちゃぐちゃになりそれこそテロリストの思う壺だろう、ということで編み出した遺族給付金の計算式。でも人の死を計算式で表すことができるのか、人一人の命の重みって何だろうか等々、結構シビアなテーマだが結構すっと心中に入ってくる作品だった。
こういうテロや事件もそうだが、災害など予期せぬ訃報を数字として画面の中で見ることはあるが、その内訳は果てしない巡りがあって、それを支持するのは考えが及ばないほどの痛みや苦しみがあるのだと認識した。