がーひーさんの映画レビュー・感想・評価

がーひー

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マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.5

ナチスの幹部を暗殺するというミッションで、お互いにスパイ同士で恋に落ちた2人。娘も授かり静かに暮らしていた所、愛妻マリアンヌに二重スパイ疑惑がかかっていることを告げられるマックス。彼女は偽りの妻を演じ>>続きを読む

グリース(1978年製作の映画)

3.4

ミュージカル映画に疎い自分でも聞き馴染みのある映画で、トラボルタの人気を押し上げた作品と言われたら観なければ!と至り鑑賞。

オープニングのアニメーションがエモい感じでGOOD。青春ハイスクールのミュ
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エリジウム(2013年製作の映画)

3.3

『第9地区』のニール・ブロムカンプによるガジェットSF作品。
ディストピア化した近未来は、富裕層と貧困層の二分化が科学的に進行しており、タイトルにもなっている「エリジウム」という名のスペースコロニーに
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マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

4.3

トニー・スコット✕デンゼル・ワシントンのなかでも名作の一つ。

海兵隊など様々な職歴を経て、今はアル中のクリーシー。友人レイバーン(クリストファー・ウォーケン)の勧めで、メキシコにあるラモス家の一人娘
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エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

3.5

彼女にプロポーズできないでいる冴えない青年が、自分でも知らないまま実はCIAのエージェントだったら、というお話。

主人公をジェシー・アイゼンバーグが演じる。平凡でビビりな青年の顔も、自分がエージェン
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運命の逆転(1990年製作の映画)

3.3

備忘録。
「運命の逆転」というからには、どんな波乱な展開があるのだろうと思ったら、意外と静かな法廷ドラマ。実際のクラウス・フォン・ビューロー事件を基にした作品。

妻に毒を盛ったとして嫌疑をかけられた
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悪魔のサンタクロース/惨殺の斧(1984年製作の映画)

4.1

12月にピッタリな映画を観よう、とのことで気になっていたクリスマスホラーを初鑑賞。

幼き頃、サンタクロースの扮装をした輩に両親を惨殺された主人公ビリー。それからサンタがトラウマに。弟とともに孤児院で
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フィリップ(2022年製作の映画)

4.0

大戦時、フランス人と偽ってナチスのホテルで給仕をしていたひとりのユダヤ人青年の復讐譚。
事実に基づいた自伝的小説が原作であり、長らく発禁処分をくらっていたというから驚き。

主人公フィリップをエリック
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.6

全体的に静謐なトーンで進行するも、感情を刺激することは厭わない法廷劇。フーダニットのテーマももちろんあるが、それよりも死者の家族、本作でいえば容疑をかけられた妻と、視覚障害のある子が、疑念渦巻く舞台へ>>続きを読む

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.2

原作は東野圭吾の同名小説。原作は未読だが、良きミステリーを期待して鑑賞。

「ある閉ざされた雪の山荘」というのは、あくまでも舞台設定であって、のどかな晴れた地のコテージに、主演を掴み取るため7人の役者
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ロング・キス・グッドナイト(1996年製作の映画)

3.9

記憶を無くした女スパイのジーナ・デイヴィス✕お調子者の悪徳探偵サミュエル・L・ジャクソンという理想的な共演。
レニー・ハーリン印のアクション映画で、小気味よいテンポと、迫力よりオリジナル性が光る演出が
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#マンホール(2023年製作の映画)

3.3

ほとんどワンシチュエーションのスリラー作品。
結婚式前夜の浮かれた男が、覚束ない足取りで帰路につく途中、マンホールへ落下し身動きが取れなくなってしまうというストーリー。

GPSもいかれていて、知人や
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最終絶叫計画(2000年製作の映画)

3.6

前々から気になっていた作品の一つ。
めちゃくそふざけ倒していて、まあこうも下ネタオンパレードな作品は珍しいのでは。

基本的には『スクリーム』と『ラスト・サマー』のストーリーに沿ったオマージュ映画。メ
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ブルースチール(1990年製作の映画)

3.5

キャスリン・ビグロー初期の作品。
新米女性警察官のメーガンをジェイミー・リー・カーティスが演じ、彼女に巻き起こる波乱を描いたサスペンス・アクション。

新任早々、スーパーの強盗事件に遭遇したメーガン。
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フラバー(1997年製作の映画)

3.5

個性ある役は、やはりロビン・ウィリアムズにあり、という作品。
かなり癖のある天才科学者フィリップが、ひょんなことから生み出した“フライング・ラバー”。結局何物かよく分からないが、あらゆる法則を超越する
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学校の怪談2(1996年製作の映画)

3.7

「ジュブナイル」という点では、シリーズ中で一番相応しい作品かも。
林間合宿からの肝試し、というオーソドックスな導入からストーリーははじまる。地元の子と都会の子では打ち解けあえないギスギスさがあるも、非
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トラップ(2024年製作の映画)

3.5

シャマラン最新作。
彼の娘、サレカが人気の歌姫で出演し、いつものシャマランカメオは叔父役と、メタ的視点も楽しい。娘を愛する主人公と重なる部分も大きかった。

あらすじは、前中部は主にライブ会場でのシー
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.8

ロマン・ポランスキー監督自身も、大戦時ゲットー生活を強いられた経験があるからか、戦争が生む悲劇について手加減なく演出している。
躊躇なく人が殺されていく現実は、目を覆いたくなるものばかりだが、同時に目
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バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.4

バリー・シールという実在したパイロットの人生をベースにした作品。当時のアメリカ情勢など詳しく知っていたらもっと楽しめたんだろうなーと率直に思った。

有能なパイロットであることから、CIAにリクルート
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アルファ・ドッグ 破滅へのカウントダウン(2006年製作の映画)

3.9

実際の事件をベースにしたクライム・サスペンス。
青年らの喧嘩が発端となる誘拐事件が描かれたストーリー。基本的に時系列に沿って展開され、あるがまんまを映しているので見やすさとしてはGOOD。

予想して
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わたしに会うまでの1600キロ(2014年製作の映画)

4.0

自分自身を取り戻すため、ひたすら長いトレールを孤独に歩き続ける、一人の女性の物語。
実体験に基づくストーリーで、原作者のシェリル・ストレイドも冒頭にカメオ出演している。

なぜ、彼女が相当な日数と負担
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.6

原題のとおり、およそ12年にわたって黒人奴隷とされたソロモン・ノーサップという一人の男の物語。
事実に基づく体験記の映画化であり、かつて米国であった奴隷制度を、今生きる我々にありありと突きつけてくる。
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ガントレット(1977年製作の映画)

3.4

若かりしクリント・イーストウッドの監督・主演作品。
護送を命じられた刑事が陰謀に嵌められていく、というストーリーだが、メインはやはりアクション演出。
車、ヘリ、バスなどあらゆる乗り物を土台に、撃つわ撃
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ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

3.3

タイトルとテーマ曲はなんとか聞いたことのある映画。
ファンタジーの名作ということで初鑑賞だったが、個人的にはあまり突き刺さらず。

それでもVFX前時代の特撮演出は、なんか懐かしい気持ちにさせてくれる
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.9

内戦状態に陥ったアメリカを描いた物語。

フィクションだが決して作り話には思えないストーリー。混沌とした現実は、何かのきっかけで大きく変化し得る、ということを念頭に置きながら生活するのが大事だと再認識
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サウスポー(2015年製作の映画)

3.8

ボクシングムービーは久しぶりだな、としみじみ感じながら鑑賞。
タイトルの「サウスポー」はいつ炸裂されるのか、が目玉というよりは、一人の男の破壊と再生を描いた物語であった。

教訓として、やはりアンガー
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リプリー(1999年製作の映画)

4.1

「もしやり直せるなら、すべてを消せるなら、僕の過去を消したい」

冒頭から意味深なトーンで始まる本作。
一人の青年リプリーは、嘘に嘘を重ねてしまいには他人になりすます。
元々の彼はギークぽい出で立ちで
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さよならモノトーン(2023年製作の映画)

3.5

親子関係に難ありな大学生の主人公。
また過去のとある出来事に重罪の如く捕らわれており、なかなか良好な人間関係を築くことができなきでいる。

そんな彼が、「家族代行サービス」というアルバイトを始めたこと
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ダイナソー(2000年製作の映画)

3.7

映画館で映画を観たなかで、一番古い記憶はこの作品かも、と特別な思い入れがあるアニメ。

当時はCGで演出される白亜紀の壮大な自然や、降り注ぐ隕石、何よりも恐竜たちの迫力に圧倒された記憶が鮮明に残ってい
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クロニクル(2012年製作の映画)

3.3

POV形式のSF?作品。
期待値が高かった分少し残念だが、軽く観れるファウンド・フッテージものとしては万人受けする作品。

超能力に翻弄される学生たちの一種のイニシエーションが、どのような結末を迎える
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学校の怪談(1995年製作の映画)

3.6

「物壊すなとかいって、おめーが一番壊してるんじゃんかよ」
が、キラーワード過ぎる懐かしの作品。

ジュブナイルJホラーといえば、『学校の怪談』シリーズで異論はない。個人的には3がどストライクで懐古的な
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ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

3.5

非常に淡白だが、引力強めのディストピア作品。

大統領救命を強制的に任された囚人のスネーク。巷では名の通った人物らしいが、何かパッと見あんま強そうには見えない笑

まんまと体内に時限爆弾を注入されたス
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ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)

3.4

昔、これ観てワクワクした記憶を思い出した。
剥製らが動き出す、という単純明快なストーリーは、誰もが博物館に行けば一度は考えたことがありそうなもの。それを真正面から具現化させた作品。

何やかんや騒動が
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アレックス(2002年製作の映画)

3.7

かねてより気になっていた作品。
率直な感想をいえば胸クソ悪いの一言。エンタメとして昇華できない部分もあったが、目が離せないのは確か。

シークエンス毎にぶつ切りし、時系列を逆に流すスタイルは決して目新
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.1

話題作を劇場で。
『エイリアン』シリーズを劇場で鑑賞するのは、何やかんや初めてで、ともかく想像以上に楽しめたのでGOOD!

事前に改めて1〜3 まではざっと見。ぶっちゃけオリジナル未鑑賞でも十分に楽
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