がーひーさんの映画レビュー・感想・評価

がーひー

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モンスターズ・ユニバーシティ(2013年製作の映画)

3.7

『モンスターズ・インク』の前日譚。
マイクとサリーの出会いを含めた、彼らのカレッジ生活が描かれた作品。

どういう邂逅、衝突があったのか、そして後に怖がらせ屋のベスト・バディへ至る彼らを生き生きと描い
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シャッフル(2007年製作の映画)

3.4

サンドラ・ブロック主演作。夫の訃報を聞いた翌日、目を覚ますと当人の姿が。また翌日は葬式を終えた日になっている等々、日付がシャッフルされた1週間を過ごすことになるサスペンス作品。

事故を防いで失われた
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カラダ探し(2022年製作の映画)

2.4

漫画では見た記憶はあるが内容はイマイチ覚えておらず。
途中で疲れて早送りで終了。

クロ子(2024年製作の映画)

3.3

8分ほどのショートアニメ。
人獣型ワニの女の子“クロ子”が、バス停にポツンとあるベンチへ腰掛けるところから始まる。
いたいけな表情が愛らしく、ほのぼのとした風景とマッチしており、よくある日常系アニメに
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ホテル・エルロワイヤル(2018年製作の映画)

3.6

カリフォルニアとネバダの州境にあるホテル“エルロワイヤル”で起こるクライム・サスペンス。

タランティーノ的演出で、時系列や一人称視点の操作が次々と行われていくが、決してややこしくなく、何なら140分
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六人の嘘つきな大学生(2024年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

原作は読了済。

内容は原作小説をギュっと詰め込んでいて、最低限のミステリ要素は残している作りだった。
ただ、原作では最後に種明かしとなる、「嶌衣織は実は足に障害がある」というプロットは丸々カットされ
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F1®/エフワン(2025年製作の映画)

4.1

IMAXにて鑑賞。
F1やスポーツカーに疎いが、ド派手な演出とガジェットに興奮しっぱなしの150分。

監督はジョセフ・コシンスキー。本作は『マーヴェリック』を彷彿とするような、ベテランと若手コンビに
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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.5

泣けるアニメ作品、といえばこれ。

おもちゃの存在意義とは何か。
ウッディやバズらが自尊心を高めながら、かつ時とともに変容していく姿を、丁寧にまとめあげた作品。
同時に所有者である我々人間は、おもちゃ
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エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

3.8

POV方式で撮影しドキュメンタリー風に仕上がった警官バディもの。
舞台はロサンゼルス内にあるサウス・セントラル。数多くの有名ラッパーを輩出している街だが、治安の悪い街としても有名である。そこで毎日のよ
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ラブリーボーン(2009年製作の映画)

3.6

語り手はもう既にこの世を去った少女、という特異な映画。凄惨な事件を題材にしているが内容は詳らかにしない。そして、天国と現実の間にある、という世界に降り立ったスージー(シアーシャ・ローナン)には、色彩豊>>続きを読む

28年後...(2025年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

待望?の続編はトリロジーらしく、その1作目。タイトルのとおりあの惨劇から月日は流れ、イギリスは世界から隔離された地域ということになっている。

安寧な孤島で暮らす生き延びた人々は、原始的な発展を遂げて
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武士道シックスティーン(2010年製作の映画)

3.1

原作である誉田哲也の同名小説は過去に読了。
原作をコンパクトにした作品だが、剣道のシーン、所謂スポ根の魅力が削がれていたのが残念。
また、W主役の剣道に対する姿勢や、互いの衝突が魅力の原作だが、そこも
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情婦(1957年製作の映画)

4.3

法廷モノの著名作。今回初鑑賞。
前半は、登場人物の紹介と取り扱う事件の概要、後半は実際に法廷で争うという構成。

セリフの一つ一つがいちいち粋であり、後に繋がる伏線にもなっている。また登場人物の掛け合
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E.T.(1982年製作の映画)

4.1

通しで鑑賞するのは久しぶり。
言わずとしれた名作映画。老若男女問わず、いつの時代も眠っていた少年心をくすぐられるのではないか。

地球外生命体が地上に降り立った最初のシーンから、彼らが有害な敵でないこ
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曲がれ!スプーン(2009年製作の映画)

2.9

ヨーロッパ企画による戯曲の映画化。元々は舞台用作品ということで、基本的に“超能力者が集まる喫茶店”という場でのワンシチュエーション。

やっぱり映画化は厳しいな、というのが正直な感想。どうもアップダウ
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君への誓い(2012年製作の映画)

3.6

破壊と再生の物語。

事故で夫レオ(チャニング・テイタム)に関する記憶を失くしてしまった妻ペイジ(レイチェル・マクアダムス)。記憶を取り戻しやり直しを図りたいレオだったが、ふたりの想いは複雑に交錯して
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MaXXXine マキシーン(2024年製作の映画)

3.7

タイ・ウェスト3部作の最終話。
『X』、『Pearl』と続き、期待していた作品。
再び、話はXの主役マキシーンへとバトンタッチ。惨劇から数年後、ホラー映画のヒロイン役オーディションへ参加する彼女の姿か
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.5

核家族のドメスティックな事情や、対外的な部分を描いた作品。非常に焦点化された設定で、具体的な日常を描いていながら、親しみやすさと敬遠しがちな両側が味わえる。

『アメリカン・ビューティー』というタイト
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ピースメーカー(1997年製作の映画)

3.4

ドリームハウスの初作品。
ロシアで盗まれた核弾頭を追い、ジョージ・クルーニーとニコール・キッドマンの男女バディが活躍する。

設定規模は大胆だが、脚本は意外と現実的。ともあって不自然な点は少ないが、後
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.8

日々空腹を満たしてくれるマクドナルド。定番からシーズンものまで、手軽で安く美味しく食せるハンバーガーは、アメリカのみならず日本を含む世界中に浸透している。そんなマクドナルドの創業者“ファウンダー”であ>>続きを読む

ショッカー(1989年製作の映画)

3.4

なんだこのトンデモ映画は?
と、眠れる迷作を発見した喜び。

監督は『エルム街の悪夢』や『スクリーム』などでおなじみウェス・クレイヴン。
本作は、主人公がサイコキラーに忍び寄られ家族や恋人を惨殺される
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スチュアート・リトル2(2002年製作の映画)

3.7

今回もネズミのスチュアート少年が躍動する。
すっかりリトル家の一員となったスチュアートだが、どこか納得のいかないこともある。それはママが過保護だったり、100%人間の生活に順応しているとは言えないこと
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.5

転売ヤーの男に起こる悲運や灸をすえられる物語。
静謐ながら噛むと苦味があるような物々しい雰囲気で進行するストーリー。大波はないので「一体どういう物語なんだ」という疑念は拭えず。中盤以降は黒沢節を効かせ
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パンドラム(2009年製作の映画)

3.3

ディストピアの世界を描いたSFホラー。
人口爆発により居住地としての機能を果たさなくなった地球から、よく類似した天体へとお引越しする、というよくある設定。
本作は、その大型宇宙船内で巻き起こる惨劇を描
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バトルシップ(2012年製作の映画)

3.8

多国的な軍事演習のなか、突如としてハワイ沖に現れた巨大な物体。たちまち、圏域内にバリアが張られたり、海底からエイリアンの船が出現して攻撃してくるなど、ひっちゃかめっちゃか。対抗するのは、日米の「バトル>>続きを読む

コピーキャット(1995年製作の映画)

3.7

ザ・サイコスリラーの物語。
本作の主人公は犯罪分析家のヘレン(シガニー・ウィーバー)。冒頭、彼女がかつて糾弾した殺人鬼に襲われるところから始まる。これを機に外出恐怖症となった彼女だが、その知見を買われ
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.0

自然と共存しながら子育てをするベン(ヴィゴ・モーテンセン)。時には幼き子にも真正面から性教育を行う。そんな彼のファミリーは個性豊かに育つのは当然。というか、資本主義に生きる我々側から見たら、ユニークで>>続きを読む

MIRRORLIAR FILMS Season7(2025年製作の映画)

3.5

どれも15分程度の短編5つからなるオムニバス作品。Season7ということだが、この企画は初めまして。

ジャンルは様々だが基本的にコメディ着地が多い。「ウエディング」は徐々に話の芯が伺えて締め方も正
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.7

黒人のセクシュアリティを題材にした作品って観たことがなかったかも。

主人公シャロンの年齢期を3つに区切って送る物語。幼少期、外では周りに苛められ、家ではヤク中の母親からネグレクトを受ける日々を過ごす
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スチュアート・リトル(1999年製作の映画)

3.9

結構好きな作品。家族の中に喋れる動物が加わる系統に弱いのかも。

何で白ネズミが人間と会話できるのか、という愚問は置いといて、新たにリトル家の仲間入りとなったスチュアートが愛くるしい。少年ながら思慮深
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ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

3.5

ゾンビが一人称という珍しい作品。またこれが意思を持ち、人間の女性に恋をするという不思議な世界線。ゾンビは知能がなく自我だけの存在であるという常識を見事に転換させたラブコメに仕上がっている。

R(ニコ
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将軍の娘/エリザベス・キャンベル(1999年製作の映画)

3.3

アメリカ陸軍の訓練地内で、ひとりの女性の痛ましい遺体が発見される。彼女は軍トップの将軍の娘エリザベス・キャンベルであった。事件の捜査にあたるブレナー(ジョン・トラボルタ)は次々と思いもよらぬ事実にぶち>>続きを読む

裏窓(1954年製作の映画)

3.9

足を骨折し療養中のカメラマンであるジェフリー(ジェームズ・スチュワート)は、窓の外に広がる隣アパートの住人を観察する日々。個性豊かな人々らを眺めていく中で、ふととある不信感を抱き始め…というストーリー>>続きを読む