がーひーさんの映画レビュー・感想・評価

がーひー

がーひー

映画(795)
ドラマ(0)
アニメ(0)

最終絶叫計画(2000年製作の映画)

3.6

前々から気になっていた作品の一つ。
めちゃくそふざけ倒していて、まあこうも下ネタオンパレードな作品は珍しいのでは。

基本的には『スクリーム』と『ラスト・サマー』のストーリーに沿ったオマージュ映画。メ
>>続きを読む

ブルースチール(1990年製作の映画)

3.5

キャスリン・ビグロー初期の作品。
新米女性警察官のメーガンをジェイミー・リー・カーティスが演じ、彼女に巻き起こる波乱を描いたサスペンス・アクション。

新任早々、スーパーの強盗事件に遭遇したメーガン。
>>続きを読む

フラバー(1997年製作の映画)

3.5

個性ある役は、やはりロビン・ウィリアムズにあり、という作品。
かなり癖のある天才科学者フィリップが、ひょんなことから生み出した“フライング・ラバー”。結局何物かよく分からないが、あらゆる法則を超越する
>>続きを読む

学校の怪談2(1996年製作の映画)

3.7

「ジュブナイル」という点では、シリーズ中で一番相応しい作品かも。
林間合宿からの肝試し、というオーソドックスな導入からストーリーははじまる。地元の子と都会の子では打ち解けあえないギスギスさがあるも、非
>>続きを読む

トラップ(2024年製作の映画)

3.5

シャマラン最新作。
彼の娘、サレカが人気の歌姫で出演し、いつものシャマランカメオは叔父役と、メタ的視点も楽しい。娘を愛する主人公と重なる部分も大きかった。

あらすじは、前中部は主にライブ会場でのシー
>>続きを読む

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.8

ロマン・ポランスキー監督自身も、大戦時ゲットー生活を強いられた経験があるからか、戦争が生む悲劇について手加減なく演出している。
躊躇なく人が殺されていく現実は、目を覆いたくなるものばかりだが、同時に目
>>続きを読む

バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.4

バリー・シールという実在したパイロットの人生をベースにした作品。当時のアメリカ情勢など詳しく知っていたらもっと楽しめたんだろうなーと率直に思った。

有能なパイロットであることから、CIAにリクルート
>>続きを読む

アルファ・ドッグ 破滅へのカウントダウン(2006年製作の映画)

3.9

実際の事件をベースにしたクライム・サスペンス。
青年らの喧嘩が発端となる誘拐事件が描かれたストーリー。基本的に時系列に沿って展開され、あるがまんまを映しているので見やすさとしてはGOOD。

予想して
>>続きを読む

わたしに会うまでの1600キロ(2014年製作の映画)

4.0

自分自身を取り戻すため、ひたすら長いトレールを孤独に歩き続ける、一人の女性の物語。
実体験に基づくストーリーで、原作者のシェリル・ストレイドも冒頭にカメオ出演している。

なぜ、彼女が相当な日数と負担
>>続きを読む

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.6

原題のとおり、およそ12年にわたって黒人奴隷とされたソロモン・ノーサップという一人の男の物語。
事実に基づく体験記の映画化であり、かつて米国であった奴隷制度を、今生きる我々にありありと突きつけてくる。
>>続きを読む

ガントレット(1977年製作の映画)

3.4

若かりしクリント・イーストウッドの監督・主演作品。
護送を命じられた刑事が陰謀に嵌められていく、というストーリーだが、メインはやはりアクション演出。
車、ヘリ、バスなどあらゆる乗り物を土台に、撃つわ撃
>>続きを読む

ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

3.3

タイトルとテーマ曲はなんとか聞いたことのある映画。
ファンタジーの名作ということで初鑑賞だったが、個人的にはあまり突き刺さらず。

それでもVFX前時代の特撮演出は、なんか懐かしい気持ちにさせてくれる
>>続きを読む

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.9

内戦状態に陥ったアメリカを描いた物語。

フィクションだが決して作り話には思えないストーリー。混沌とした現実は、何かのきっかけで大きく変化し得る、ということを念頭に置きながら生活するのが大事だと再認識
>>続きを読む

サウスポー(2015年製作の映画)

3.8

ボクシングムービーは久しぶりだな、としみじみ感じながら鑑賞。
タイトルの「サウスポー」はいつ炸裂されるのか、が目玉というよりは、一人の男の破壊と再生を描いた物語であった。

教訓として、やはりアンガー
>>続きを読む

リプリー(1999年製作の映画)

4.1

「もしやり直せるなら、すべてを消せるなら、僕の過去を消したい」

冒頭から意味深なトーンで始まる本作。
一人の青年リプリーは、嘘に嘘を重ねてしまいには他人になりすます。
元々の彼はギークぽい出で立ちで
>>続きを読む

さよならモノトーン(2023年製作の映画)

3.5

親子関係に難ありな大学生の主人公。
また過去のとある出来事に重罪の如く捕らわれており、なかなか良好な人間関係を築くことができなきでいる。

そんな彼が、「家族代行サービス」というアルバイトを始めたこと
>>続きを読む

ダイナソー(2000年製作の映画)

3.7

映画館で映画を観たなかで、一番古い記憶はこの作品かも、と特別な思い入れがあるアニメ。

当時はCGで演出される白亜紀の壮大な自然や、降り注ぐ隕石、何よりも恐竜たちの迫力に圧倒された記憶が鮮明に残ってい
>>続きを読む

クロニクル(2012年製作の映画)

3.3

POV形式のSF?作品。
期待値が高かった分少し残念だが、軽く観れるファウンド・フッテージものとしては万人受けする作品。

超能力に翻弄される学生たちの一種のイニシエーションが、どのような結末を迎える
>>続きを読む

学校の怪談(1995年製作の映画)

3.6

「物壊すなとかいって、おめーが一番壊してるんじゃんかよ」
が、キラーワード過ぎる懐かしの作品。

ジュブナイルJホラーといえば、『学校の怪談』シリーズで異論はない。個人的には3がどストライクで懐古的な
>>続きを読む

ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

3.5

非常に淡白だが、引力強めのディストピア作品。

大統領救命を強制的に任された囚人のスネーク。巷では名の通った人物らしいが、何かパッと見あんま強そうには見えない笑

まんまと体内に時限爆弾を注入されたス
>>続きを読む

ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)

3.4

昔、これ観てワクワクした記憶を思い出した。
剥製らが動き出す、という単純明快なストーリーは、誰もが博物館に行けば一度は考えたことがありそうなもの。それを真正面から具現化させた作品。

何やかんや騒動が
>>続きを読む

アレックス(2002年製作の映画)

3.7

かねてより気になっていた作品。
率直な感想をいえば胸クソ悪いの一言。エンタメとして昇華できない部分もあったが、目が離せないのは確か。

シークエンス毎にぶつ切りし、時系列を逆に流すスタイルは決して目新
>>続きを読む

エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.1

話題作を劇場で。
『エイリアン』シリーズを劇場で鑑賞するのは、何やかんや初めてで、ともかく想像以上に楽しめたのでGOOD!

事前に改めて1〜3 まではざっと見。ぶっちゃけオリジナル未鑑賞でも十分に楽
>>続きを読む

フィラデルフィア(1993年製作の映画)

3.8

エイズはゲイの病気であり容易に接触感染する、という間違った認識が差別に繋がる現代、自由の地フィラデルフィアで不当解雇された主人公とそれを支える黒人弁護士の物語。

勿論今でも、エイズないしLGBTQに
>>続きを読む

インモータルズ -神々の戦い-(2011年製作の映画)

3.3

ギリシャ神話がベースの物語。
人間VS人間が軸になりつつも、ゼウス率いる光の神々VS闇の神々も繰り広げられるから面白い。

やっぱり神は美男美女だよなーと、ルッキズムを封じるほどの威厳。相対して人間ら
>>続きを読む

キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

3.9

アフリカに支援物資を届ける任務があるコンテナ船「マークス・アラバマ号」が、ソマリアの海賊たちに襲われる、という事実を描いた作品。

船長フィリップスを名優トム・ハンクスが演じているが、彼の仕事に対する
>>続きを読む

クロコダイル・ダンディー(1986年製作の映画)

3.5

誕生日は「夏」という何ともターザンチックな男がオーストラリアの山奥に。
その名はマイケル・"クロコダイル"・ダンディー(ミック)。

『クレイジージャーニー』如く、NYの新聞記者スーが彼を取材にオース
>>続きを読む

サラマンダー(2002年製作の映画)

3.3

「人間はオカズ」というカオスな世界になった地球。ピラミッドの頂点に立ったのは眠りから目覚めたドラゴンで、悠々と飛行するわ、炎吹き出すわ、核も効かないわで、成す術なくなった人間たち。
ディストピアではあ
>>続きを読む

Another アナザー(2011年製作の映画)

2.8

原作は綾辻行人作の小説。
アニメは前に鑑賞したことあるが、その内容をまるでぎゅっと詰め込んだ感じ。案の定、心理描写や駆け引きなどが雑で、淡々と物語だけが進行してしまったなーというイメージ。

スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする(2002年製作の映画)

3.5

『ヴィデオドローム』みたいな作品。
現実と虚構の仕切りはどこなのか、静謐だが勢いもあり、物哀しさも兼ね備えている物語。

哲学的な考察もありつつ、シンプルに一人の男を追求することが本質的な内容の感じも
>>続きを読む

サユリ(2024年製作の映画)

4.2

ホラー映画界の鬼才 白石晃士✕ホラー漫画界の鬼才 押切蓮介のコラボレーションなら観に行かないといけない、という使命感のもとチェック。

『戦慄怪奇ファイルコワすぎ!シリーズ』や、『カルト』、『貞子VS
>>続きを読む

レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

3.5

またまたピクサー作品を懐古して鑑賞。
リアルで厨房にネズミがいたら絶叫もの。ネズミといえばドブネズミの姿が真っ先に想起されるが、ピカチュウとかミッキーとか結構かわいいキャラクターへとアイコン化されてい
>>続きを読む

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.0

ジャック・ダニエルを注文し、「私は彼と付き合いが長いからジョン・ダニエルでいいのだ」など、いちいちキレッキレな発言がかっこいい盲目の退役軍人フランク。彼を演じたアル・パチーノの演技が凄まじい作品。>>続きを読む

ザ・リング(2002年製作の映画)

3.5

今まで見たことなかったハリウッドリメイク版。
どうだろうと半信半疑ながら鑑賞するも、意外にも楽しめた。

オリジナルにリスペクトしながらなぞる脚本もありながら、独自のハリウッドテイストのプロットもあっ
>>続きを読む

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.3

期待していた割にはあまり刺さらなかった作品。

序盤にヘタレなトム・クルーズが見られるので、そこは貴重。
あと安定してエミリー・ブラントはいつでも素敵。

もっと冒険感が欲しかったのと、ディストピア色
>>続きを読む