ひろさん

チェルノブイリ1986のひろさんのレビュー・感想・評価

チェルノブイリ1986(2020年製作の映画)
3.5
二人ともプリピャチで暮らしながら、オリガが働く美容室で消防士のアレクセイと10年ぶりに出会う偶然、避難するバスから降りたアレクセイがどうやってプリピャチまで戻ったのかなど脚本の粗さを感じたが、原発事故に対して簡易マスクや頬かむりなどだけで、自分の命を犠牲にしても何とかしようとした人たちと、その努力によって被害が抑えられた現実を、かつての恋人と息子を挟んだ人間ドラマとして描かれていた。
福島原発事故で吉田所長と福島第一原発に残った関係者の奮闘を描いたFukushima 50(2020年)に通じる映画である。
ロッカー内に貼られたアーラ·プガチョーワのポスターが話題に上るのを聞き、ソ連に憧れを持ってロシア語を勉強していた時代を懐かしく思った。
ひろさん

ひろさん