あ〜〜〜良いものを観た、という充実感でいっぱいになるような映画だった。
主演の二人はもちろん、他のキャスティングも全てが良かった。1分くらいしか出てこないようなちょい役たちも、みんな劇中で意味を持っていて、みんな生きていた。
池松壮亮と伊藤沙莉の自然体の演技が本当に好きで、松居大悟ともクリープハイプの楽曲ともピッタリに当てはまっていて、それがとても素敵。
一緒に過ごしてきた日常が大切であればあるほど、色んな些細な部分でちょっと思い出すんだよな〜。一緒にいたときに染み付いた相手のクセとか。別れたあとも、付き合っていた頃に教えてもらったラジオ体操のやり方が抜けていない葉ちゃん(伊藤沙莉)とても細やかな演出で、グッとくる。
あ、あとニューヨーク屋敷が素晴らしかった。いつも見てるそのまんまの屋敷だ〜と思うと面白かった。成田凌も良いスパイス。
あの3人(池松・松居・尾崎世界観)は10年の付き合いだとインタビューで言っていたけど、その10年間私も彼らのことを一緒に応援してきた身なので、感慨深いというか、胸にぐっとくるシーンが多かったな〜。