とてもとてもよかった。
あらすじからも「花束みたいな〜」のような雰囲気を感じていたので、切なさでえぐられて泣くかと思ったけど、泣きはしなかった。(はな恋で号泣したので…笑)
でも、観賞後にほんのりと心に残る温かさと切なさが印象的な映画だった。
「7月26日」だけを遡りながら、淡々と、大切に描かれる物語。
この日の出来事しか描かないからこそ、前後にあった出来事や二人の想いを想像させる“余白”が生まれる。
そんな映画のつくりが、とても素敵だった。
日常のなんでもない瞬間から、過去のなんでもない瞬間をちょっと思い出すこと、あるよなあ。
これもまた、もう一度見たい作品。