昔の恋人のことをちょっと思い出す話。
別れることを前提に、同じ日を1年ずつ遡ることで観ていて気分が高揚していく作りになっています。ふとしたきっかけでちょっと思い出す。そこから現在の時間軸と照らし合わせたとき、不思議な気持ちになれますね。
主演2人がいい味だしてます。中盤以降の甘酸っぱい感じとか、こんな洒落たことは言わないよと思いつつも、恋人同士の会話はこんな感じかもと府に落ちていく感じが、ありふれた話なんだなと思わせてくれます。異常なまでに共感してしまう映画。非常に誰しも当てはまる事象を見事に演じきっていました。
そう。映画のような体験は現実でも起こり得る話。昔付き合っていた恋人、今付き合っている、大切にしてる人のことをナチュラルに想起させる不思議な物語。
この感情移入をさせてしまう不思議な引力が、この映画の魅力なのかなと思いました。
前半の置いてけぼりくらう感じも後半でキレイに回収していくところとか、作品としての素晴らしさに一役買ってますね。騙されたと思ってアラサー、アラフォーくらいの人にめちゃめちゃ観て欲しい。
ちなみに私はナイト·オン·ザ·プラネット未視聴です。ウィノナ·ライダーがとてつもなくかっこいいヴィジュアルでやってる映画ですよね。いつか必ず観たい映画の一つです。
そうですね。強烈なリアリズムというわけでもないですが、フィクション特有の偽物っぽさがないナチュラルな映画です。
邦画の中ではかなり好きな作品です。素敵な作品に出会えました。