ずっと観たかったこの映画。
何か特別感動するわけでもないけど、じんわり自分のちょっと思い出しただけを追体験できる素敵な映画だった。
そのうえで時系列ものとして伏線回収の面白さも感じれるから、平穏なストーリー展開でもギミックが効いていて飽きずに観れる。
夢と現実とか、言葉で伝えるのか態度で伝えるのかとか、辛い自分は見せたくないのか辛い時こそ一緒にいたいのか、とか。そういう価値観の違いをリアルに描いててそこはいい意味でちょっとしんどかったかも。
池松壮亮くんの声とか話し方、すごく映画に合ってて魅力的。伊藤沙莉ちゃんのハスキーボイスもいい。
ちょっと思い出すような過去の思い出ってこうやって良いことも悪いことも何気ないことだったりするよなあとか思ったり、自分にとっての忘れたくない思い出ってなんだろうなあとか思ったりした。
