夜行列車に乗ったカリート

私は貝になりたいの夜行列車に乗ったカリートのレビュー・感想・評価

私は貝になりたい(2008年製作の映画)
2.8
ごく普通の男が戦犯に巻き込まれ葛藤する、フィクションの戦争ドラマ

主人公は理髪店を営む平凡な男です。
戦争という時代に巻き込まれて、命令通りに行動したことで戦争犯罪の判決を受けてしまいます。

戦争映画というと、戦火に立ち向かう義勇を描くことが多いですが、本作は平凡な男に視点を当てることで、我々視聴者と感情をリンクさせるように作ってあります。

当時でも、こういった志もなく、愛国心もない日本人っていたと思いますね。

ただ、映画作品としては映像が雑に感じました。セット感が出ているというか…。
演技についても、あまり上手いとは思いませんでしたね。演者の容姿も、収監されてるのにすごい肌ツヤが良いという。
音楽演出も唐突だったりして良くなかったです。

脚本は良いのに、なんかもったいないなーと思いました。
あと、実話ではなく元ネタがあるフィクションというのも、どこかに入れてほしいです。