うめ

赤いハンカチのうめのレビュー・感想・評価

赤いハンカチ(1964年製作の映画)
3.9
初の石原裕次郎の映画です。

裕次郎演じるエリート刑事の三上
二谷英明演じる叩き上げ刑事の石塚
麻薬密売組織を追っている二人は、一人のおでん屋の親父を参考人として取り調べる。


もっと軽いノリの作品かと思いきや…
けっこうな本格派じゃないか。
ところどころに裕次郎を見せる為だけのようなシーンは入るものの
フランスのハードボイルド映画のような色気がある。
そんな空気をつくりだしているのこそ、こちらも初めて見た若かりし二谷英明。
三上とは対照的な存在。
相棒だから
友達だから
ライバルでいる為に
愛憎が絡まり合う複雑な思い。
歪な魂の絶叫。

そして
こちらもとんでもない衝撃だった。
浅丘ルリ子が超絶美しい!
この年代だったら加賀まりこが私の心のNo.1だったのですが、揺らいでしまいます。
可愛さと美しさと艶っぽさと三拍子揃ってました。
靴をそっと脱ぐシーンなんて…
ヤバ過ぎる!
ドキドキしちゃいます。


そんな彼等を映すカメラワークがなかなか凝ってる。
特にラストショットは素晴らしい。

想像していたよりも遥かに良くてビックリしました。
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