スローモーション男

叫びとささやきのスローモーション男のレビュー・感想・評価

叫びとささやき(1972年製作の映画)
4.2
ベルイマンの作品のなかでも人気があり、数々の映画に影響を与えた作品。

でもやはり一筋縄では行かない難しい内容。

3人の姉妹が住む家で病気の次女を看取ったふたりと女中。そんななか長女の様子がおかしくなり周りに伝染していく。

観ているとここ「エクソシスト」っぽい「ヘレディタリー」っぽいやリンチみたいスコセッシみたいなシーンが多くこの映画の偉大さを知りました。

次女が絶叫しているシーンや長女が錯乱しているシーンはトラウマになりそうだった。
ただ、無関係だった姉妹が心を開いたシーンで初めて音楽が流れる演出は美しい。でも、また家族が崩壊していく恐ろしさ。

この映画は何度も観て好きになっていくと思います。