ミッドサマー観に行こうと思ったら満席。。
影響作とのことで鑑賞
初ベルイマン
冒頭はストーリーが分からずイメージ映像続きで「???」って感じでしたが……
流石は巨匠ベルイマン
物語が動き出した瞬間一気に引き込まれました。
病で苦痛に苛まれ誰からも愛されない恐怖に怯える次女、
愛情に飢え、不倫をしようも相手に軽蔑される三女、
何もかも取り繕っている自らの人生に絶望する長女
そして最後まで次女に献身的に尽くす召使い。
ダリオアルジェントの「サスペリア」みたいな真っ赤な壁の屋敷を舞台に愛憎入り乱れる群像劇
本当に観る人によって共感する立場が全く違うだろうし、どの角度からも引き込まれそうな作品です。
個人的には長女カーリンと彼女の慟哭シーンは胸が締め付けられます。
きょうだい最年長あるあるなシーンです。
大好きな「スティング」や快作「エクソシスト」と同年にアカデミー作品賞にノミネートされた作品らしく、そんなすごい年があるのかとビビります