シラトリーヌ

叫びとささやきのシラトリーヌのレビュー・感想・評価

叫びとささやき(1972年製作の映画)
4.0
アリ・アスター監督がこの作品の何をどう参考にしたのか今ひとつわかりませんが、とにかく最初から最後まで不穏、不穏、不穏な空気。静かで閉塞感のある真っ赤な部屋に時計の音だけが聞こえている…からの不穏な風の音、泣き声、そして叫び。
人間の不安・孤独・猜疑心は今も昔も普遍的なテーマなんだと思わされる。それらをシンプル且つ美しく鮮烈に描写している映画でした。
衣裳、メイク、美術、長回しのカメラワークなど、ビジュアル素晴らしいです。
あとなんか官能的だった。。