トロント国際映画祭にて。
全編通してジョージ・マッケイの演技に圧倒された。悪役とも言えるパディ・コンシダインもなかなか。
自分が異なった生物の体で生まれてきた(狼なのに人間の姿に生まれた)と信じている青年ジェイコブの苦悩とアイデンティティ追求、ほんのりスリラーのような味わい。
フィクションだけれどあるかもしれないと思わせる内容。
矯正施設での出来事は虐待ととても似てるけど、根本的に違うのは患者のほうが元々動物だと思ってる点。
動物だと思っている彼らは動物扱いされ人間扱いされない、動物として扱われるにしても酷い仕打ち、かといってずっと動物でいるわけでもない。
どうやって治癒矯正するんだろう…そもそも矯正するつもりがない悪徳施設だったりして?と考えた。
人権問題に発展するだろうね……
施設の所長を演じたパディ・コンシダインが胸糞野郎すぎた。神経を逆撫でする演技ってこういうやつ…😵
ジョージ・マッケイ、演じるにあたって相当動きや声を研究したんじゃないか?狼の唸り声がリアルすぎる。
リリー・ローズ・デップも同じく体張って野生の猫?狼?を演じていた。
そして、これ…どっちに転がっても試練だらけだと思う。
幼少期はどうだったんだろうという疑問は残るがそこは想像で補完するしかない。
いやーとにかくジョージ・マッケイの姿が目に焼き付く映画だったよ。
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