ししまる

アルピニストのししまるのレビュー・感想・評価

アルピニスト(2021年製作の映画)
3.1
◼️概要
2021年のドキュメンタリー。通信機器を持たず命綱もなく単独で断崖絶壁に挑む天才アルピニストのマーク・アンドレ・ルクレール氏に密着。
◼️メモ
ルクレール氏は1992年10月、加ブリティッシュコロンビア州生まれ。9歳で屋内クライミングを初めて体験。独学で登山を学び、登頂不可能とされた数々の難所んだ。
アルピニストは、アルプス山脈にちなみ、高い山に登れる技術を持つ登山家を指す言葉。
◼️感想
飽くなき冒険心に駆られた青年の物語。岩だけではなく脆い氷、雪崩の危険もある雪山を登っていく。卓越した体力、筋力、技術力、判断力、そして胆力に恐れ入る。
文字通り、一歩間違えば死んでしまう世界。なぜ命を賭けてまで登るのか。劇中に登場する登山家が語った「死の危険がなければ意味がない」が印象に残った。まあ無謀との批判もあるだろうが、それが彼の生き方だから。
初めてドキュメンタリー映画を見たけど、息を飲むような美しい映像。撮影クルーがいたら単独登頂にならないというルクレール氏。本当たよね。しかし先に待ち構える撮影スタッフも命懸けだよなあ。
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