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アウシュヴィッツの生還者のjoniseのネタバレレビュー・内容・結末

アウシュヴィッツの生還者(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

アウシュヴィッツ強制収容所から生還し、
その後賭けボクサーとなったハリー・ハフトの半生を映画化。

過去シーンと戦後のシーンが交互に出てくる。割合的には、戦後の賭けボクサーとなっているシーンがメインではあるが。
思った以上に観入る作品で、特に収容所でのシーンがモノクロなので、アウシュヴィッツでの過酷な様子が表現されていたと思う。
ラスト主人公が恋人と再会するシーンはベタではあるが感動した。お互い大変ではあったが、幸せな家庭を築いていたというラストで、お互い話し合えたというは良かったかな。

主演のベン・フォスターも収容所時代、賭けボクサー時代、家庭を築いた時代をそれぞれちゃんと演じていたと思うし、メイクの影響が大きいとは思うが、何よりビジュアルが良く、他の作品でのイメージが違った。

強いて言えば、収容所のシーンがモノクロであるからか、カラーのシーンが別の映画を観ているようで、違和感が少し拭えなかった。あと主人公が、ボクサーの才能がある割に、少しひ弱な雰囲気も少し気になった。
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