takebouki

わたし達はおとなのtakeboukiのレビュー・感想・評価

わたし達はおとな(2022年製作の映画)
3.8
男は事が起こってからでも逃げられる。まるで他人事。気に食わなければ不貞腐れるだけ。自分のことしか考えていない。男として気持ちは分かるのだか。主人公の女の子は女の子で、家族や友達にも相談出来ず1人抱え込んで泥沼。招いてしまったことをお互いのせいにしている気がする。これでは理解し合うのは難しい。

他のユーザーの感想・評価

イチ

イチの感想・評価

3.5
自分とはかけ離れた考え方・生き方でこれがリアルなのか知らんけどただひたすら気持ちが悪かった。

そして藤原季節はやはり惹きつけられる役者さんだなと思った。
oo

ooの感想・評価

3.9
1/20Filmarks登録、記念すべき初めての作品は"私たちはおとな"

モラ言動が元彼を思い出すようなものばかりだったので終始鳥肌が止まらなかった
彼女の下から出る態度が彼をそうさせているのだろうか

皮肉めいたタイトルがよかったなあ
大学生はまだまだ大人ではないのだと思った
と言いつつ"大人"がわからないのでこれからの課題

時間軸がわからなくことがあったのでもう一度見直したいけど衝撃が強かったためしばらくしてから
れお

れおの感想・評価

4.4
大学生になって成人してお酒も飲めて一人暮らしも初めてずいぶん自由の幅が広がってもう"おとな"な大学生カップルのゴールの見えない会話劇がリアルでしんどいけど面白い。

直哉は自分が最悪な人間にならないように中途半端な責任を取ろうとし、優実も自分のして欲しいことを伝えられないのに、相手に期待はして、裏切られる。ちゃんと人と口論をしたことがない2人が永遠に空回りし続けるドロ沼。生き地獄すぎた。

直哉の無駄にプライドの高いダサさがイタいし、きっと色んな気持ちがあるのにその半分も表に出せない優実がツラい。大学卒業からもうだいぶ経つとはいえ、未だに自分の中にも直哉と優実がいる。

とても楽しそうなシーンとお互いに負の感情を吐き出し合うシーンの対比も切なかった。自分にもあったあんなことやこんなこと、妙な既視感を覚えるシーンが多い。
こんな2人のすれ違いを、みんなどんな視点で鑑賞したのだろう。優実がダメなのか、直哉がいけないのか。20代のときの自分が観たらどんな感想を抱いたのだろう。自分は悪くないと主張することよりも、相手のことを思いやることを優先するのは意外と難しい。
出町座の近くで目標額に達してそろそろ帰ろうかなと思っていたら前から気になっていたこの作品が丁度始まる時間だったので急遽鑑賞する事に🚖



18:50 2F 48席 E3👨4👩2👫1


加藤拓也 監督長編デビュー作品

優実(木竜麻生)はデザインの勉強をしている大学生
演劇サークルのチラシを作る事になり直哉(藤原季節)と知り合い、やがて2人は恋人同士になる

優実が妊娠した事により2人の考えやすれ違いが露になっていく。。






以下ネタバレ


2人の恋の始まりから別れまでを描く恋愛胸糞映画

出会った頃と現在を交互に見せていくので最初は戸惑ったが徐々に慣れていった

話が進むに連れてこの交互に見せる時間が短くなり幸せな頃の映像を見せた後に胎児が自分の子供か浮気相手の子供かわからないで苦悩する場面が交互に映されたりして意地悪な演出だなと感じた😁

ヒロインにも彼氏にも全く感情移入出来ないが映画としては面白い😁
カフェで隣のカップルの別れ話を聞いて無い振りして聞いてるチラ見している感じ👫笑

藤原季節さんはこういう理屈っぽいクズ役上手いなぁ😆
ヒロインは友達以上恋人未満の自分に好意を抱いてくれている同級生の方がうまくいくと思うけど現実はそっちは選ばないんだよなぁ。。😅笑

最後は別れて出ていったけどこの直哉なら1週間位したらまた戻って来そうな気もする😆😆
カギを受け取ったあと優実がご飯作り出すのも何かわかる😁
泣きながらでも女性は物は食べますね😆(マツタクの偏見😅

最後に皮肉なタイトルが出てED😁
Scriabin

Scriabinの感想・評価

4.5
画面の圧力が高まるシーン。没入感というのでもなく迫ってくるというのでもない、映画体験という言葉がぴったりくるような時間だった。
それで?とか、事実は?とか、泣くのはずるいだとか。あとはグリピっ略すのもむかついたなー。なんだよグリピって。笑

優実の、大学生にしてはほんと綺麗すぎる家、親が家賃払ってる設定とはいえ羨ましい。螺旋階段のある部屋。
("猫、かえる Cat's Home"もこのお家だった気がします。)

後味悪〜。喧嘩、顔逸らしたくなるぐらいリアルだった。
愛がなんだに近い、我儘な男とそんな男が好きな女。
世に望まれて生まれてきた子供はどれだけいるのか、自分はどうなんだろうか。
父親になりたくないならしっかりしようよ🥲
かかか

かかかの感想・評価

3.6
世間には大人に振り分けられるけど
大人になれない人達が
まだ心が子どものせいで
どうすればいいんだよっていう暗い世の中に
翻弄されて、見失って、それでも生きていくしかないから 流されていく感じがした。

ずっとどうしようもなく、大人みたいになんでも解決できないし、子どもみたいに誰かに頼ることも出来なくて行き場のない生きづらさが襲ってくるような 見ていて苦しかった。
私はもう子どもには戻れない、大人になるしかないのに、割り切れない 中途半端な「おとな」
男の子のクズさも、女の子の自分の意思の無さも
その中途半端さがそうさせるのだろうな。

こうやって、どうしようも無いものを抱えて
泣いて 諦めて 大人になっていくのかな。
そもそも大人ってなんだ
karen

karenの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

女も浅はかだし男はもっと終わってた!なんだよすでに子供堕させてた経験あったのかよ、、、同じ間違いを繰り返しすぎだろ何でゴムをつけない性行為が当たり前になってんねん
ふみ

ふみの感想・評価

4.9


絶妙におもろくない会話、女子特有のグループの内のグループ
後気取って喋る感じとか
すごくリアルな大学生が描かれています

あのぜんっぜん付き合う気ないのにハッキリ断らずにもて遊ぶ女の子
猫が虫を瀕死に追いやってからトドメを刺さないのと似てますね

でもあれって内心優越感に浸って、承認欲求を吸収しているんですよね〜
だからハッキリ断らない



大学生時代って高校生と比べてすごく出来る事が多くなってそれ故に悪い事のスケールもぐんと大きくなりますよね

それに何事も初めてしたぐらいの初心者が一番やらかすんですよね、失敗をまだ経験していないから

セックスもお酒も。マッチングアプリとかで行きずりで致したって問題ない年
しかも同じ歳の社会人と違って暇がめちゃくちゃあるんですよ

そりゃもうどデカい問題が起こりますよね

でも友達間での関係が浅いから困った時全然頼りにならないんですよね

自分に何か問題が起きた時にすぐに周りから一歩引かれます、あるある

自分が近づいたら近づいた分だけ後退りするんですね、当事者でもない癖に

自分にも心当たりありすぎて大分恥ずかしかったです、悶絶しました

邦画ってたまに下手なホラーより怖い時ありますよね


お話の構成が一風変わっていて面白かったです。

このレビューはネタバレを含みます

なんだこのクズ野郎!!
終始腹が立つしもどかしいしこの野郎〜と思いながら観てると、タイトルでハッとする。

「大人なんだからさ、体調ぐらい管理できるでしょ」
一度セリフで出てきた"大人"、20をすぎてるのだから区切りとしては正解なのだが、こんなんでどこが大人やねんというのと、でも実際20代こんなもんだよなと分かってしまう絶望と
上のセリフもクズ男の悪阻を予測しろとかいう文脈で使われるのも最悪
自分と同年代だからこそ、この登場人物達の未熟さが嫌になる

それにしても男の方の性格がひたすらに最悪で無理すぎた
体調は予測しろとかいうし、ずっと周りの人のこと見下してそうだし、自分を正当化して自分の問題を相手の問題にすり替えるし、自分に都合のいいように解釈するし、人の話を聞こうとしないし、

お酒入っていきなり仲良くなる感じも見たことあって無理!!
やっぱり自分のことは自分で意思決定するべきだし、意見ははっきり伝えるべきだし、自分の意見を言えない人・聞いてくれない人とは深い関係で付き合うべきではないな

全くエモくないリアルな恋愛映画

ひたすら嫌な気分になるんだけど、映画でこうなるのは好きなんだよなあ
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