品川巻

わたし達はおとなの品川巻のレビュー・感想・評価

わたし達はおとな(2022年製作の映画)
3.7
藤原季節の真骨頂。嫌なヤツの役うますぎる。

『ブルーバレンタイン』形式で、幸せな時期と倦怠期が交互に差し変わる。
現在と過去で2人の容姿はさほど変わらないけど、映像の陰影がガラッと変わり、表情のピリつき具合と会話のささいな棘で、2人の状況がすぐに理解できる仕組みになっている。"口に出している言葉"と"本音"が、共に噛み合っていないのが見ていてもどかしい。

直哉が圧倒的なクズなのは間違いないんだけど、優実も優実なんだよな...😟
直哉から捨てられる決定打となりそうな"あること"をどうにか遠ざけようとする姿が痛々しくて仕方ない。
別れそうなカップルYouTuberですらカットしそうな、リアルな"倦怠"がありのままに映されている。

相手が嫌いなグリンピースを手料理に入れ続けるのは本当に理解できない。。
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