チャトボール

犬神家の一族 4Kデジタル修復版のチャトボールのレビュー・感想・評価

4.0
横溝正史の原作を市川崑監督が映画化した角川映画第1弾の「犬神家の一族」の公開45周年を記念して4Kに修復した今作。

今見ても色褪せない日本映画の金字塔。

タイトルバックの明朝体の文字折れ表現は、「新世紀エヴァンゲリオン」や「古畑任三郎」のオープニングに影響を与えた。小谷充 著の市川崑のタイポグラフィ: 「犬神家の一族」の明朝体研究で詳しく述べられいる。

公開30周年の2006年に市川崑監督自身がセルフリメイクした「犬神家の一族」では宿屋の主人は「古畑任三郎」脚本の三谷幸喜が演じ、(オリジナル版は横溝正史)同年公開のテレビスペシャル「古畑任三郎 今、甦る死」に犯人役で石坂浩二が出演した。