Alskei

君を愛したひとりの僕へのAlskeiのネタバレレビュー・内容・結末

君を愛したひとりの僕へ(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

僕愛→君愛の順に見た。両方見た上での雑感を書く。

暦くん視点で話が進んでいくので勘違いしていたけど、暦と栞の事象範囲内の君愛世界でも範囲の外に行った僕愛世界でも和音は暦に恋をするということは、和音→暦の感情が最も最強なのでは????
君愛のラストシーンを彩っている暦→栞の切ない別れですらもはや和音→暦の感情のスパイスになっているし、もしかして君愛→僕愛の順に見るべきだったかもしれない。僕愛ラストのお手紙だって、どちらの世界でも和音→暦の感情があるから成り立つ話だし。
というかそもそも、僕愛で提示される情報のほとんどが君愛で提示されていた気がして、これほとんど一本の映画に収められたんじゃない?という気持ちになった。
僕愛のみの情報で個人的に重要だったのは、君愛世界の和音は暦に恋していたっていうお手紙での情報だけだったので、これ君愛の中に入れるの可能でしょってなる。まぁそうすると栞が完全に空気になってしまうのでそれはそれで良くないのが難しいところ。

君愛本編に触れておくと、タイムシフト理論を着想したとき突然僕愛世界の昔の暦の話を永遠と流し始めて頭の中が大量の?で埋め尽くされた。しかも先に僕愛を見ていたからすべて知っているシーンで構成されていて、余計なことを考える余裕があったのも不幸だった。
シーンがどうやって切り替わったか忘れてたので、なんか見逃したのかと思ってめちゃくちゃ焦ってたけど普通に理論着想時の研究室内のシーンに戻ってきてマジで謎だった。たぶんシーンの切り替わりのとき何らかの説明があったんだと思われる。しっかり映画見ていない僕が悪い。

あと非常にどうでもいいこととしては、「自分が◯◯してあげなきゃ…」みたいな考え方とか研究室仕草とか他人からは周りに誰もいないように見える横断歩道で酔っ払って絶対救ってやるぞ〜みたいなことを叫んでる様子とかでめちゃくちゃ笑ってしまって危うく声出すところだった。
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