いつもの転スラ。
劇場版ならではの……！ といった派手さは特になく、良くも悪くも安心感がある。
ＴＶシリーズと違い、尺に収めるために展開がどんどん進んでいく。良いことなのだが、キャラの多さも相まって若干の置いてけぼり感を感じてしまう。
最後はいつもの、リムルが圧倒的強さで敵を倒して終わり。映画オリジナルのゲストキャラの扱いはどうするのか気になっていたが、死んで生き返りハッピーエンドで良かった。ただ、この死んでから生き返るまでのスピード感がとんでもなく、余韻はまったくない。気づけば復活してるのだから感動する間はなかった。
まぁ、キャラ同士の掛け合い等、元の作品の良さはしっかりと出ていたので良かったのではないだろうか。
この手の主人公が強すぎる作品は、ピンチを作るために舐めプをしたり、何かと縛りを設けなければならない為にこういう劇場版を作るのは難しいかと思う。
本作も最後、頑張ってトロッコレースで尺を稼いでいて、制作陣の苦労を感じれてよかった。
