凪

この世の外へ クラブ進駐軍の凪のレビュー・感想・評価

4.7
オダギリジョーが弟を迎えに行く場面で、お兄ちゃんが迎えに来て嬉しくてホッとしたのに、弟が勝手に置いていかれた悔しさから素直になれない気持ちが痛いほど伝わってきた。今までその弟と身を寄せ合って生きてきた子供たちが残されて、辛いのに精一杯送り出してあげるところが見てて辛かった

ラストも予想していたハッピーエンドではなくて、「俺が何をしたというんだ」というアメリカ兵のセリフがずっと頭に残る。

終わった後も国や人に暗い影を落とす戦争の恐ろしさを突きつけるような映画だった
凪