このレビューはネタバレを含みます
実際に起きた事件を基に描いたお話。
問題提起作品に入るんだろうな(⚯̮ )
複雑な気持ち。
「みんな寂しいんだよ。一人ぼっちなんだよ。正しいことだけが幸せじゃないでしょ。」
佐々木マナ(岡本玲)は、高齢男性の元へ高齢女性を派遣する高齢者専門売春クラブ「茶飲友達(ティー・フレンド)」を設立し、共に運営する仲間と働く彼女らを「ファミリー」と呼んで家族のような関係を築いていた。介護疲れやギャンブル依存や窃盗癖、さまざまな事情を抱える者や、高齢者たちの性や孤独、生きづらさを感じて生きている若者たちの話。
家族が周りにいたり、恋愛していて幸せだったり、体だけの大人な関係が良いって互いが思っていて、孤独を埋めたり尊い時間を誰かと過ごせる人ばかりなら良いけど、それが難しい世界。
ニーズはあるだろうし、別に良いのでは?って気持ちと・・・過度なお金儲けや、犯罪に繋がりそうだからダメって思う矛盾というか、現実。
今の価値観だと正しくはないけど、
実際そこに救いがあるし・・・悪なのか分からない。
でも、良いことでもない。
「ルールとか常識とかみんな洗脳されてばっかだから、誰も幸せそうじゃないんじゃん。」・・・これも分かる。
その立場になって考えるっていうのも難しい内容だから答えは全く出なかったけど、孤独がヒシヒシ伝わる作品で見応えはあったし、胸は打たれた。