このレビューはネタバレを含みます
ついに公開された今年最も楽しみにしていた映画!めっっちゃ良かった!スーパーマリオシリーズの要素を可能な限りほぼ全て詰め込んだ夢のような映画でした。
マリオブラザーズはコミカルでかわいいし、なにより固い兄弟愛が強調されてて良かった。両親というか家族が普通に出てくるのはビックリした。マリオのキノコ嫌い設定も驚いたけど、キノコ王国に迷い込むためのフリとしては良い感じ。クリス・プラットもチャーリー・デイも声はだいぶ自然で馴染んでたし、いっぱい喋るし動くし表情豊かで楽しかった。あと本家マリオ声優のチャールズ・マーティネー氏のカメオ出演の存在感バリ強い。
ピーチ姫は演じたアニャの Badass な感じが反映されてて超カッコよかったし、ゲームではあまり見られない、一国を守る者として大きな責任を背負っている一面がしっかり描かれていたのが新鮮だった。
クッパ!クッパマジ最高!!ジャック・ブラックマジ最高!!映画全体的に宮本さんはだいぶイルミネーションに好き勝手やらせたんだろうなというのが分かるけど、特にクッパでよく伝わる。めっちゃイルミネーションの悪役。でもゲームのクッパのキャラクターとの親和性抜群だし、なによりジャック・ブラックがノリノリなのがよく伝わる。ピーチの歌は爆笑した。カメックとかクッパ軍団の雰囲気もめっちゃ良かった。
ドンキーコングはしめコングファミリーの感じ、大好きです。ドンキーコングシリーズの要素もふんだんに盛り込まれてて最高だった。特に64のモンキーラップ大好きだからドンキー登場でかかってブチ上がった。マリオの最初期の敵ドンキーコングに比較的最近の変身であるネコマリオで戦うのもゲームでは見れない展開で面白かった。
決闘後のドンキーとマリオの関係性も絶妙だった。互いに気に食わないけど実力は認める良きライバルで、親に褒めてもらいたいという共通点もある友達で、助け合い協力するバディで、みたいな要素が中盤のたった数十分の間にドカドカ盛り込まれる。
音楽も超最高!近藤さんが監修しているらしく聴き馴染みのあるあの音やあのメロディを入れるタイミングが絶妙すぎる。今サントラ聴き返してるだけでも超楽しい。初めて観た映画なのに次にどんな音楽がかかるのか分かってニヤニヤが止まらない。
演出が超特盛な分、脚本は単純明快で観やすいのも魅力。情報量ハンパないのに混乱しない。行って、帰ってくる。やっぱり MAD MAX: RAINBOW ROAD だった。
全年齢向けだから仕方ないけど、上映時間はそんなに長くないから正直物足りなさはある。十二分にマリオを体感できたのに。もっと観たい。