名波ジャパン10

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーの名波ジャパン10のレビュー・感想・評価

4.0
ビデオゲームの映画リメイクは「バイオハザード」シリーズは別格として、「ソニック・ザ・ムービー」、「名探偵ピカチュウ」など今ひとつ芳しくないものが殆ど。ビデオゲームの性質上原作のストーリー性が薄いので自ずからキャラクターへの依存度が高くなり、往々にして人気キャラクターの単なる借り物作品となってしまいがちです。逆にゲームの細部に拘り過ぎるとマニアックな内輪受けとなってしまいます。その点、本作は原作ゲームへの愛に溢れながらもどっぷり寄りかかっておらず、独立した映画としても十分評価出来るオマージュ作品に仕上がっています。また。、ゲームの音楽や効果音で観客をくすぐる演出が絶妙です。米国で大ヒットと伝えられていますが、日本のビデオゲームが世界に誇れる文化であることを再認識できる映画でもあります。