少し舐めていた。だから3D映画を見たことがなかったのでこれで3D童貞を卒業しようと思った。結果3Dでもよかったが、普通の映画で観た方がグラフィックが綺麗だったのに、ともったいない気持ちになるほど良かった。
マリオが好きな人なら外せないキャラや共感性の高いシーンの出し方がとても上手い。またキャラクターの設定もとても魅力的だった。93分に収めるにしてはだいぶ濃密だったが混雑していない。いろんなマリオゲームのシーン、キャラを詰め込んでいるが、キャラクターごとの主張具合のバランスが取れていてとても観やすかった。
今のご時世、女性の力強さは必須であるからゲームとは違いピーチがめちゃめちゃ強い。でもこの映画でのピーチは他のキャラクターよりキャラデザが原作から離れている。そのおかげか違和感なく受け入れることができた。
兄弟愛的要素もそこまで押し付けがましくない。メッセージ性はあまり伝わってこないのが良い。ただのマリオファンが喜ぶ映画なのが良い。
ワンシーンワンシーンに見逃したくないと思える要素が詰まっているいい映画。吹き替えを観ていないが見るなら絶対字幕だと思う。声優のクオリティがレベル違い。
あと音楽も良い。入りが布袋なのもいいし、ゲームの音楽のアレンジもうまい。でも任天堂専属の音楽家ではないような感じだった。そこが気がかりではあるが、しっかり映画音楽として落とし込めていたように感じる。
とても良かった。
