OASIS

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのOASISのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

マリオをざっくり知ってるような人に向けた見たことのある風景もあれば、マリオカートのドリフトターボとか、レインボーロードのショートカットとか、クッパに止めをさしたあの技はスマブラのメテオ技だよね?とかゲームをやったことある人に向けた細かいネタが沢山仕込んである忙しないネタ探しの風景もあるオールラウンダーな出来。
マリオをやったことなくても、あぁこの人が主人公でクッパっていうやつが悪役だな、というなんとなく見てるだけでも成立してしまっているストレートな分かりやすさ。 

ゲームに触れたことのある側からしたら早くその世界に行ってほしいと願っているけれども、マリオとルイージがキノコ王国に行くまでのストーリーが意外としっかりあってこれはこれでなかなか見れるものじゃないなとなんとも映画ならではのサプライズ感。
移民系で大家族で貧乏気味で、事業にも苦労してるという意外と重ためな設定だった。
ギャグの応酬はディズニー映画とも違うイルミネーション・エンターテインメント臭さとも言うべき独自のセンスで、このある種キマってる感さえある矢継ぎ早なギャグがガッチリハマっているとは言い難いが異世界感がある。

ピーチ姫は今どきの戦う強い女性像に寄せてきたなと初見は思ったが、思えば映画の何年も前からマリオカートやらスマブラやらで前面に出て戦ってたのだからゲームを基準にした場合なんの違和感もなかった。
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