OASIS

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミーのOASISのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

霊と話せる腕の置物と握手したらぶっ飛べるというのでそれがバズる話。
監督のフィリッポウ兄弟はYoutuber出身なんだそうで、題材やらそういうノリの軽さはめちゃくちゃ現代っぽいし感覚も若者だわ。

お母さんが死んでしおらしく暮らしてる様に見えた主人公が、結構イケイケでパーティに参加してノリノリで霊を憑依させてたりしてたのでなんか自業自得じゃね?と応援しようという気持ちが一気に失せた。
それに巻き込まれる親友一家もたまったもんじゃないし、弟への仕打ちも容赦がない。
主に弟への描写だが、子供にここまでするんだというバイオレンスな表現もなかなかで、文字通りボコボコにされるのでその痛さが伝わって来た。

主人公を追い詰める為に霊があれこれ手を変え品を変えて襲いかかってくるが、正直主人公だけターゲットにされすぎじゃないか?とも。
元々腕を譲り受けてたあの兄弟とか、あんだけ楽しんでたのに何の制裁もなかったし、せめて楽しんだ分くらいは報いは受けてくれないとスッキリはしない。
しかし、これぞホラーというべきオチの綺麗な纏まり具合は褒めたい所。
散々霊を弄んで遊びまくった結果、今度は呼ばれる側になってしまうという綺麗すぎる着地にめちゃくちゃスッキリさせてもらった。
OASIS

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