ニューヨークで配管業を営むマリオ兄弟が土管の先の世界に迷い込み、ピーチやピノキオ、ドンキーと共にクッパの襲来と戦うお話。スーパーマリオに触れてきた人なら思わず楽しんでしまう、よくできた映画だった。ビジュアルもやけにリアルとかでなく、コミック感がありつつも妙なデフォルメもなく、良い具合でIlluminationのうまさを感じた。
ものすごいテンポで進んでいくし、いろんなキャラクターが出てくるけどこれが許されるのはやっぱりマリオというコンテンツが最強であるからこそよね。
マリオ兄弟が住んでるのがブルックリンというのも本人がイタリア人でありつつ、英語を話すことの違和感が出ないようになっているのも芸が細かい。
ピーチが強い存在として勇ましいリーダーであることも良かったと思う。スーパーマリオRPGとかから考えるとピーチってただのチートキャラだもの。
単純に観たら、「なんでそこでマリオカート要素やねん」というタイミングだけど、観たかったのでOK！！！という気持ちで許されるのすごい。
必死で字幕版を探して観たが、クリスプラットもアニャテイラージョイも、ジャックブラックも上手く溶け込んでてすごく良かった。
クッパが英語だとバウザーで、ノコノコが英語でクッパと呼ばれてるのはバグってことで……
今やただのおっさん、おばはんもワクワクして楽しんでいた気持ちで観れるし、今ワクワクして楽しんでいる子ども達も楽しめるしでこれは見事な映画化。たくさんのシリーズをやってきたわけだから、子ども達のための映画として続編が出るのもいいね。
