ポールトーマスアンダーソンによる青春恋愛映画…というかアメリカングラフィティ。PTAが青春映画を撮るってだけで輝くのは間違いないのだが、学園ものではなく主人公がビジネスをしていくというのがPTAらしいなと笑ってしまった。
しかも子供たちでビジネスをするっていうのが最高。エンドクレジットで役者とキャラクターが紹介されていくんだが、ほんのちょいキャラでも愛おしく、次々と出てくるとPTAの映画だなぁと浸りました。
ブラッドリークーパーがめっちゃ面白かった。白のプレスリーみたいな衣装で坂上がってくるだけで笑えるし、その後のトラックのシーン最高だった。
ショーンペンも面白い。予告でもあるけどバイク乗ってるだけで面白い
ゲイリーもアラナもそれぞれ浮気というか他の人に惹かれたり、距離感もその時その時で違うんだけど、右往左往しながらも、孤独になった時は走っていって相手に寄り添う
でも全く深刻にならずに良い意味で甘くて軽快でぬるい恋愛映画
ラストは例えば病気で死んじゃうとか劇的ではない何てことないことなのに、しっかりとじんわり感動した