だんごむしマヤ

ゴッドファーザーPART IIIのだんごむしマヤのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)
4.7
今回は、2020年版「ゴッドファーザー『最終章』:マイケル・コルレオーネの最後」(2020/158分)を鑑賞。以前観たのは「〜PartⅢ」だったので、特にラストが大きく違っていた。
確かにソフィア・コッポラの稚拙さは子供でもわかる程度だと思うが、’富豪の世間知らずの娘’を地で行っているものと最初から納得していた。
アンディ・ガルシアとの恋愛も然りで、あってなかったようなものと解釈。ガルシア氏の色気は芝居をする上では障害になる場合もあるかも。

一番印象に残った場面は、間違いなく、マイケルの告解シーン。
三部作の中ではやっぱり第一作目が一番よいと思う。愛息の無惨な死の前に病み上がりで振り乱した頭髪のまま泣き崩れるマーロン・ブランドの芝居は、何度観ても心揺さぶられる。
一方、アル・パチーノは’名優’扱いされているものの、その芝居は空っぽなことに、この作品で気づいた。