アルピニストのだんごむしマヤのネタバレレビュー・内容・結末

まさかこんな結末になるなんて…。
奇跡的に見つかってほしいと、虚しくも、愚かにも、エンドクレジットまでどこかで希望していた。
私もマークに恋していたと気づいた。

確かに遅かれ早かれ’こうなる’可能性は非常に高かっただろう。
冬山登山のことはよくわからないが、雪崩だけはほとんど運に左右され、その予測も含めて人の力だけでは限界があるだろう。
でも、そこにあるだろう遺体の収容さえできないとは、冬山登山とは「バベルの塔」のようなものなのかと感じた。

彼と、彼とのカップルがもう見れなくなって、本当に辛く、寂しい。
それでも、皆与えられたいのちを生きていかなくてはならない。私も。