TIFF コンペティション(ワールド・プレミア)
野原位監督、川村りらさん、出村弘美さんによるティーチイン付き。
うーん。
なんだろうか、この不完全燃焼感。
以下、辛口。
「ハッピーアワー」や「スパイの妻」の共同脚本家である野原監督の処女作、ということで期待を膨らませすぎた…のかもしれない。
濱口監督作品を彷彿させる電車のシーンや
車のシーン(「見ている、見えている」の2人の間に横たわる見えない隔壁とか)は非常に印象的ではあるのだが、
悲しいかな、心を動かされたり、何かを考えたりすることが全くなかった。
逆に何故ここまで自分の心が動かなかったのかについてをずっと考えてしまった。
他者との関係性や人間の心のゆらぎを描いているようでいて、なんだか表面的というか違和感がずっと付き纏ってしまったような、、
思わずハッとしてしまう映画的醍醐味が、映画の魔法のようなものが感じられなかった。
単純に自分の好みではなかった、というだけの話です。すみません。
退屈ではなかったことは付け加えます。(映画の前に数時間緩いスポーツをしていましたが、睡魔には襲われることなく、集中は一切途切れずに鑑賞。)