荒野の狼

アリサカの荒野の狼のレビュー・感想・評価

アリサカ(2021年製作の映画)
4.0
監督にとって女優というのは、特別な被写体だと思う。もちろん観客にとっても同様なところはあるが、それがお目当てって事じゃなく、創作の重要な材料という意味だ。この素材をどう撮るかで、監督の女優に対する入れ込み度がわかるというものだ。彼女を自分の「作品」にできるかどうかが勝負なんである。
写真家のアラーキーは女を撮る時、多分「犯すつもりでシャッターを切っている」と言ったかどうかは知らないが、彼はカメラをカマラ(カ摩羅)と言っていた。それはある意味不埒な暴力ではあるが同時に被写体への愛情でもある、これは矛盾ではない。彼は被写体を単なるモノとして見ていないのだ。よく対比される篠山紀信にはこれが無い。

のちに大女優とはならなくても青春時代の「萌」を育んでくれた、例えば、ウルトラマン科特隊のヒロインの魅力は捨てがたい。ひし美ゆり子、桜井浩子、吉本多香美、こういう女優さん達の総称として、私は彼女達を「アリサカ」と呼ぶことにする。やれ変身だのスペシウム光線だの、お粗末な武器や装備などどうでもいい。ましてや峰不二子なんて、ろくなもんじゃない。幼少の頃からわたしは「おいろけ」という言葉がイヌと同じくらい大嫌いである。イヌを撃ち殺す女を初めて見た。もちろんやむおえずだが、萌える。
荒野の狼

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