ゆっきー

ある詩人のゆっきーのレビュー・感想・評価

ある詩人(2021年製作の映画)
3.0
うーーん、悪くは無いが監督が映画を通じて伝えたいことが前面に出すぎている。つまり説明過多。
キャディラック試乗の後に店員から金ないのがバレるくだり、わざわざ靴のアップのショットを入れる事からもそれが滲み出ている。

とはいえ、笑える場面が多かったり、現代の地下鉄の構内から100年前の遊牧民族のテントへの大胆な場面転換などは好きである。

また撮影があまり良くないかと。
夜の寝台列車なんかはもっと魅力的に撮れると思う。

地方都市の詩の朗読会に唯一参加した女性客がめちゃくちゃ吃ってるのだが、詩になると流暢に朗読する。ここはキアロスタミ『ホームワーク』のラストの場面からの頂きか?
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