苛立ちと絶望、法の前では誰もが無力なのか。
難民申請が却下されたクルド人の父親とその家族、日本で生まれ育った子どもたちの将来はどうなるんだろう。
いや、日本で生まれ育ったことに焦点当てたらナショナリズムの延長線でしか考えられない。
難民申請が認可されないこと自体が問題なのでは?
法の前では無力とはいえ、立法は政治的判断による。
ウクライナへの対応と比べてしまった。
非常に重いテーマをわかりやすく映像化し問題提起している。
たくさんの人に観てもらいたい作品。
脚本、演技も素晴らしかった。最初、ドキュメンタリーかと思ってしまったくらい。
実際のご家族みたいです。名字が一緒だから。ラーメンの食べ方で笑っているのは本当に家族の自然な姿だった。
主演の嵐莉奈さんの表情の表現力は群を抜いています。他の映画でも会いたいな。