このレビューはネタバレを含みます
「観光客は疫病だ」
オープニングの掴みが強い、音楽とアニメのシンクロが凄い、様々なキャラクターが紹介されて、期待感は高まるばかり、
前半は仲間の一人が行方不明になり、探すが「そんな人はいない」と言われ、警察にも信用されない、しかもツーリストは地元住人から忌み嫌われている、この異国での協力者のいない状態、更には嫌われ、嘘をついていると言われ、この孤立無援状態が「ホステル」の様で(言葉は通じるが)絶望感が半端なくて良かった、
しかしそれ以降、協力者が現れたり、警察にも信用され、捜索も順調に進んで行く...一気に絶望感が薄まっていく、孤立無援の中仲間達だけで捜索して謎を突き止めていく様が観たかった、
最終的に誘拐されていた仲間は無事で、犯人は自殺...そこからもう一転ぐらいあるかと思ったら終わり...どうした?作っている途中から飽きたん?面倒になったん?
そもそもオープニングのキャラクター達は?全然関係なくない?映画自体は面白く、テーマも良かった、が、とにかくラストに向け盛り下がって行く、ずっと右肩下がり、そしてラストには急降下、エンディング、なんじゃそれ、
殺人鬼も公然と殺しすぎ、観光客も録画しているし、誘拐事件ではなく殺人事件としてとっくに捜査されているだろ、無能警察、
主人公のフィアンセが浮気を疑いひたすらに電話してきたり、わざわざヴェネチアまで来て何もせず帰ると言う展開、そのまま婚約解消、この心のすれ違いの雰囲気、何も役に立たないどころか常に疑い続ける感じがリアリティがあって面白かった、