よか

レギオンのよかのレビュー・感想・評価

レギオン(2010年製作の映画)
1.9
字幕
人類聖絶を決めた神と、それに背く天使が人類と共に戦う話。砂漠に寂しく佇む一軒のダイナーに現れたミカエルは、銃を手に神が遣わした天使軍団に立ち向かう!

B級ホラー・アクションらしいのであんまり期待せずに見た。ポール・ベタニーの地声が掠れセクシー系なのを初めて知った。良い。
綺麗なゾンビ映画みたい(ゾンビではない)ゾンビは車に乗ってやってくる(ゾンビではない)
B級映画は壁伝いに天井に登って襲ってこなきゃいけない決まりでもあるんだろうか。様式美的な…?

折角スケールが大きくて厨二心が擽られる設定なのに、天使vs天使のシーンは暗くて狭いダイナーの中でしか行われないのが惜しい。ガブリエルは翼で飛べるんだし、一方的になってもいいからもうちょいアクションが派手なら良かったのになーと思った。
神様の心変わりの理由もはっきりしない。まぁ高次元の存在なんてそんなもんなのかも。
人間として生きたがってたっぽいミカエルと、そのミカエルに対して思うところがありそうなガブリエルの関係は良かったけど、そこについての掘り下げも特にない。

翼を自分で切り落として背中を自分で縫うベタニー。
ヤバいお婆ちゃんと一番まともそうなお父さんのお腹が破裂するところが一番インパクトあった。巻き込まれた人見て「ベルセルクのピピンだ…!」と思った。前から見たら普通なのに背中ぱっくりあいててしぬ(もしくはそういう死体)みたいなのが見てて結構恐怖を感じるシチュエーションなのかも。
よか

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