ゴン吉

レギオンのゴン吉のレビュー・感想・評価

レギオン(2010年製作の映画)
4.0
人類を滅ぼしにやってきた大天使との壮絶な戦いを描いたバトルアクション作品。
ポール・ベタニー、デニス・クエイド、ルーカス・ブラック、エイドリアンヌ・パリッキ、チャールズ・S・ダットンらが共演。 

12月23日午後1時02分に一人の大天使ミカエル(ポール・ベタニー)が天から舞い降りる。一方、人里離れたモハベ砂漠の真ん中で、店主(デニス・クエイド)とその息子(ルーカス・ブラック)、妊娠八カ月のウェイトレス(エイドリアンヌ・パリッキ)、コック(チャールズ・S・ダットン)が細々とダイナーを営んでいた。車が故障して修理のために立ち寄った娘連れの夫婦や、息子の親権を得るためにロサンゼルスに向かう途中の男が店で一服していると、急にテレビ、ラジオ、電話が通じなくなる。そんな折、歩くのもおぼつかない老婆が食事のために来店し、ステーキを注文する。彼女は食事中に豹変し、天井を這いまわって人々を襲いだすが、コックが何とか射殺する。その後、ロス市警のパトカーに乗ったミカエルが店にやって来る.....  

街から離れた砂漠の真ん中のダイナーで、突然、外部との情報が遮断される。そんな孤立状態で”アイス売りの化け物”や”尖った歯で生肉を食って天井を這うバアサン”が訪れ、ダイナーの人々を襲撃する。
そこに救世主のごとく、パトカーに乗って漢・ミカエルがやってきて頼もしい。
対して不気味なハエの大群や憑依された人々の群衆レギオンが次々とダイナーを襲撃してくる。
さらに大天使ガブリエルはトラップを仕掛けて人を騙しながら襲ってくるので、疑心暗鬼になりながら作品に引き込まれる。
銃撃戦による壮絶なダイナーでの籠城戦が繰り広げられ、ハラハラしながら攻防戦を満喫できる。
終盤は生き残った人たちがダイナーから逃げ出してカーアクションを繰り広げる一方で、最後は大天使同士の決斗も楽しめる。
神は安易に人間を助けるだけでなく、試練も与える。
そんな宗教ベースの不気味な世界観における攻防戦を満喫できる作品です。
果たして生き残るのは誰だ?
「そなたは命に従ったが私は御心に従った」  

2024.1 テレ東で鑑賞(午後ロード・吹替:瀬尾友子 訳)
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