Tamon

オッペンハイマーのTamonのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

NYのAMCシアターで鑑賞。

この映画に点数を付けて評価するのは非常に難しいので控えます。
原爆に対する認識や教育の違いが被爆国とアメリカで違うなってのは感じたし、時折日本や広島、長崎の表現に配慮の無さを感じたしそれに対する劇場のアメリカ人の反応に忸怩たる思いになる場面があった。
投下した際の映像が再現映像ですらなかったのも賛否が分かれるところだと思う。
被爆した鳥の映像をオッペンハイマーが観たシーン(これも観客が観れるわけじゃないです)の彼の反応で原爆の惨さが観た人に伝わるといいなと思いました。
改めてこの映画が日本で上映されることはないだろうな…

ただ、クリストファーノーランが原爆について改めて提言しようとこの映画を撮ってくれたと個人的に思ってるし、いかに誠意を込めて作ったのかは伝わりました。
キリアンマーフィーは勿論エミリーブラント、マットデイモン等錚々たる役者の過去一と言っていい演技が観れた。フローレンスピューの世界観も相変わらずだった。

字幕なしだと難しすぎてちゃんと理解できてないとこも多々あると思うので、観終わった瞬間に原作の本をAmazonで頼みました。
これ読んで機会があればもう一度観てみようかなと思います。

自分がニューヨークに赴任してるタイミングで自分が一番好きな監督がこの映画を完成させてくれたことにも個人的に何か意味を感じてます。
Tamon

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