Sayaka

オッペンハイマーのSayakaのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

それが作り出される前と後の世界。
観客に問いかけるもの。
戦争、科学、友情、嫉妬、罪と罰、、

やっと字幕つきでスクリーンで観れたことに大感激。台詞がある登場人物だけでも79人、観るたび気づきがありそう。正直この作品に触れるまで知らなかった、知ろうともしていなかった人や事ばかりですが、そういった意味でも貴重な作品。原作を読み返してあと3回は観に行こうと思います。

キリアンの顔、目が凄いです。混沌とした会場で、彼が見たもの。語らずともあの表情。
妻キティの断固として戦う姿勢にはただならぬ強さを感じました。あと好きな登場人物はイジドール・ラビとデヴィッド・ヒル。あそこでみかん剥いてくれるラビ、最高の友。トリニティ実験成功の後も、1人何とも言えない表情。1人ボンゴを叩くファインマン←
ヒル召喚のターンはシンプルにしびれました。嘘と矛盾の中だから余計目がいくのかも。目的や派閥が違ってもサイエンティスト同士見えない繋がりがあるのかな。
聴聞会でのロブの「You!You!You!」あの詰め寄り方が脳裏に焼き付いてます。オッピー目線(カラー)だと、グローブスとは単なる仕事の関係以上のものを感じました。

ラストの連鎖反応、人はあればあるだけ兵器を使ってしまうのか。今後世界がどうあれを受け止めていくか、一つでも扱いを間違えたらどうなるのか。もう戻れない。そんな世界に生きる人間の1人なんだと。

何気初Dolbyでしたが良かったです。静寂からの爆音に何度もビクッ!としました…(ーー;)
2回目はIMAXで。迫力は勿論、アップの表情が細かく見れるのでやはりオススメです。
Sayaka

Sayaka