para

オッペンハイマーのparaのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.5
我は死なり、世界の破壊者なり
天才科学者が科学者の本懐と言うべき真理を探究することで抱えることになった苦悩や政治背景
そして不可逆な世界について

ノーラン監督なのでアメリカ万歳でもUSA!USA!ではなく、アメリカの歴史や政治ドラマとしても面白く、冷戦下のアメリカ(赤狩り、トルーマンときて、名前だけ登場するケネディ)にその後のローレンスやテラー主導の水爆実験がやがて第五福竜丸事件に繋がることに思いを馳せる。

2回も観なくてもとは思いつつ、既に35mmフィルム上映も予約済みのため正式なレビューはその後で
→鑑賞しました。
モノクロシーンが顕著でフィルムのざらつきが当時の時代を表現し、長尺だけにフィルム交換のパンチも何度も確認出来ますが…
期待した音響も音圧も………
物足りなさを感じ…
でグラシネIMAX圧勝でした。
カフェオレは美味でした。
他は後日追記。

交差する時間軸もわかりやすく、密度が高いため中弛みなく、3時間あっという間でした。(編集が素晴らしいのだと思う)
エンタメでもあり、観客に考えさせる社会派作品。

何よりビターズエンドに感謝。

公開少し前に『映像の世紀』でマンハッタン計画を特集されていたのは役立ちました。

キャストが豪華。(ゲイリー・オールドマン!)
おまけ
あるシーンで耳閉感が起きたため耳がやられたかと思った。

初回IMAXグランドクラス(またまた椅子の振動が凄い)
4階に70mmフィルム展示あり。

2回目 109プレミアムシネマ新宿
para

para