レイトショーにて字幕鑑賞。
”物理学300年の集大成が大量破壊兵器なのか?“
ナチスドイツが原爆開発を進める第二次世界大戦下の激動の時代、いかにして大量破壊兵器が作られたのか?
原爆の父オッペンハイマーの人間味に溢れたドラマ重視の作りで面白かった!
ホームシックに陥ったり、女性関係がだらしなかったり、飽くなき探究心と苦悩
SEXシーンの描き方には笑った
原子爆弾爆弾を作る前と作った後。
矢継ぎ早に場面転換され、聴聞会の様子を入り混ぜ時系列もグチャグチャで前半こそは混乱。
徐々に整理されていく構成に驚く。
「トリニティ実験」を経て、広島と長崎に原爆投下…
直接的な原爆被害描写はなし
被害に遭った状況を収めた記録?を見ている描写があるぐらい(これも内容は見せていない)
これは見せても良かったのでは…?
実験実行のタイムリミットが迫る場面の緊張感、爆発後の衝撃が来る音のズレはヤバかった
とはいえ、実験に成功して喜ぶ科学者達を見ているとやっぱり複雑な気持ちに…
投下候補地で京都を外したくだりもイラっと…
登場人物は多く、実在した政治家、科学者もバンバン出てくる
馴染みが無いので名前を覚えるのに苦労した
豪華キャストでメインではないチョイ役柄でもあんたも出てたんかい!?と思う人達でいっぱい!
原子爆弾が使われる前後の政府の対応、ゲイリー・オールドマン演じるトルーマン大統領がめちゃくちゃ怖かった
普通のスクリーンでも充分に満足できる内容やったけど映像と音響は凄かったのでIMAXで見直したいな〜
他の候補作品観ていないし、偉そうなことは言えないけどアカデミー賞7部門受賞した事に何の異論も出ない
でもさすがに3時間はめちゃくちゃ疲れた
”我は死なり 世界の破壊者なり“