このレビューはネタバレを含みます
信者までいかないけどノーラン作品は大好き。でももう好きな監督では無くなってしまったな、と正直思った。ダンケルク以降あんまり合わない。そういう意味ではヴィルヌーヴのほうが良い監督だと思ってる。
あとオッペンハイマーは別にIMAXで見る必要なかった。フルサイズである意味も全くと言っていいほどないからスクリーンをduneに返してほしいくらい。笑
私の母方の曾祖母は原爆ドームの近くに実家があり家族全員が犠牲になったらしい。祖母も東京大空襲で家が全焼しなければ曾祖母の実家に疎開する予定だったそうで原爆はうっすらと自分に関係している事なんだと思って育った。
まあ、そんな原爆被害が遠からず関係している私から考えても7月に公開できない理由があんまり分からなかったな、、
被害者感情を逆撫でするようなシーンがなくなってしまったらそれはそれで歴史修正だと思うし。
寧ろ東京大空襲や原爆の人道的責任についてちょっとでも話されたシーンがあることが、敗戦国で民間の被害が矮小化されてしまう日本にとって大きな意味があったんじゃないかと思ってしまった。アメリカでの核兵器の認識なんて｢なんかめっちゃ強い爆弾｣レベルなんだし。世界で議論されてる時に日本も加われなかったことが悔やまれる。
文句があるのは原爆の被害にあった人の皮膚のただれ方はあんな綺麗じゃないから、被害の写真を出さないならリアルにやって欲しかったところくらい。
あとbarbenheimerってポップに消費してた人達の心情は全然理解できなかった。笑
欧米のmeme文化こえ〜〜
